メジャータイ記録20奪三振、古巣相手に偉業のシャーザー「三振はセクシー」
「20奪三振もセクシー」、元チームメートも脱帽「あんな投球は初めて」
三振はセクシー? 11日(日本時間12日)に古巣タイガース戦でメジャータイ記録となる20奪三振を記録したナショナルズのマックス・シャーザー投手が、試合後に「ストライクアウトはセクシーだ。20奪三振もセクシーだよね」と満面の笑みを浮かべたと、ワシントンポスト紙電子版が伝えている。
「8回のどこかで三振を取ったタイミングで、それが18個目だって声が聞こえたんだ。その時、初めて三振の数を意識したよ」という右腕は、9回にミゲル・カブレラを時速97マイル(約156キロ)の速球で空振り三振、ジャスティン・アップトンを3球で空振り三振とし、1998年にケリー・ウッド(カブス)が記録して以来となるメジャー記録に並んだ。
元チームメイトたちもシャーザーの快挙に脱帽だ。ESPNのケイティ・ストラング記者はツイッターで、この日シャーザーに3三振を喫したカブレラの「あんな投球をする姿は初めて見た」というコメントを紹介し、今までで最高の投球だったと伝えている。また、3三振を喫しながら9回にセンターへソロ弾を放って一矢報いたJ・D・マルティネスも「彼が2億1000万ドル(約229億円=シャーザーの7年総額の年俸)稼ぐ理由はあるんだよ」と、驚愕の様子だったという。
シャーザーは「ミギー(カブレラ)、JD(マルティネス)、ビクター(マルティネス)ほか、とにかくタフなラインナップを相手にしなければならなかった。信じられないほど素晴らしい打線。今日は本当に大変だったけど、彼らを相手に20奪三振できたことは誇りになるよ」と話したという。
2度のノーヒットノーランに加え、この日達成した20奪三振。次はどんな記録を打ち立てるのか楽しみだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count