75%以上が女性来場者 「タカガールデー」を生んだホークスのマインドとは

ヤフオクドームがピンクに染まる大人気イベント、チケットは毎年プラチナ化

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様々な取り組みで“博多っ娘”のハートをがっちりキャッチしている「タカガールデー」【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

 5月7日、ヤフオクドームが鮮やかなピンクカラーに染まった。超満員観衆の4分の3以上に相当する、2万9507人が女性来場者で占められたのだ。

 ホークスはその日、本拠地で行われたイーグルス戦で、大人気イベントに定着した「タカガールデー」を開催した。「タカガール」とはホークスを応援する女性ファンの総称。当日はこの日のためにデザインされた「ピンクユニフォーム」や球団オリジナルの「シュシュ」が女性来場者全員に無料配布された。

 さらに「タカガール」向けの限定グッズや特別な飲食メニューが登場するなど、ずばりコンセプトは――ホークスを応援する「タカガール」が、かわいく、たのしく、女子らしく、ヤフオクドームを満喫できる――こと。

 これらの取り組みが“博多っ娘”のハートをがっちりキャッチ。「タカガールデー」のチケットは毎年プラチナ化している。また、前身の「女子高生デー」(06~12年)から「タカガールデー」と名を変えて以降は来場者数のみならず、女性動員率で、度肝を抜く大型イベントへと大きく進化を果たした。

2014年 2万8450人<観衆3万8561人(満員)・73.8%>
2015年 2万8074人<観衆3万8500人(満員)・72.9%>
2016年 2万9507人<観衆3万8500人(満員)・76.6%>

 これだけ多くの数の女性が一挙来場することもあり、乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓発する「ピンクリボン運動」を広く呼びかける取り組みも毎年行われている。

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