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75%以上が女性来場者 「タカガールデー」を生んだホークスのマインドとは

「老若男女を問わないエンターテインメントとして、プロ野球はあるべき」

 この日の試合では一塁から三塁までのベースやネクストバッターズサークルがピンク色に変更されるが、それは単に「タカガール」を喜ばすためではなく、ピンクリボン運動のシンボルマークが装飾されているのだ。試合前には鳥越裕介コーチをはじめ、選手たち(今年は和田毅投手や今宮健太選手ら)がチラシを手渡すなどして、活動にひと役買っている。

 昨今のプロ野球界では、女性をターゲットにしたマーケティングが積極的に行われている。なかでも広島カープファンの「カープ女子」やオリックスバファローズファンの「オリ姫」などは、一定の市民権を得るほど定着した感がある。

 ホークスはそれらに先駆けて、06年より女性目線の企画を実施してきた。福岡は全国でも特に野球熱の高い地域だ。それでも、球団が福岡市民の「観戦意向」を調査したところ、野球観戦未経験者の観戦意向は、減少傾向にあることが明らかとなっている。

 趣味嗜好の多様化もあり、プロ野球中継の視聴率低下や、地上波中継の減少により若者世代の野球離れも言われて久しい。世の中の流行など、大きなムーヴメントを起こすチカラを持つのは、大方女性である。

「やはり我々ホークスとしても、特に若い世代の野球離れについて危機感を覚えていました。そもそも野球は『男性のもの』という概念が強い。でも、果たしてそうなのか。私はひとつの興行であり、老若男女を問わないエンターテインメントとして、プロ野球はあるべきだと考えていました」

 以前に別のインタビューを行った際に、女性ターゲットのイベント誕生の仕掛け人となった、福岡ソフトバンクホークスのマーケティング本部長、吉武隆氏はそのように話していた。

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