傷害、飲酒運転、ひき逃げ…3年半服役後にMLBデビューした右腕の経歴とは

ドラフトから12年後にデビュー、過ちを犯した選手にチャンスが与えられるMLB

 レンジャーズのマット・ブッシュ投手が13日(日本時間14日)、本拠地で行われたブルージェイズ戦で、ドラフトから12年後の遅咲きデビューを果たした。

 パドレスにドラフトされたのは2004年のこと。高校生ながらも、ショートとして全体1位指名を受けた。同年には、タイガースのジャスティン・バーランダー投手、エンゼルスのジェレッド・ウィーバーらが名を連ねる。だが、パドレスと契約を結んだ直後、バーで起きた喧嘩に加わり、出場停止処分からキャリアがスタート。山あり谷ありのプロ生活が始まった。

 打者として成績を残せずに投手へ転向も、ヒジの靱帯を断裂してトミー・ジョン手術を受けることに。復帰後の2009年には傷害事件を起こし、パドレスから戦力外。直後に移籍したブルージェイズでも、酩酊状態で傷害事件を起こして解雇される。

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