広島、敵地で負け越しも…若手カルテットが先発で奮闘、収穫ある6連戦に
4人全員がQS、黒田も最短で18日に復帰へ
それでも、この4投手全員がゲームをしっかりと作ってみせた。12日に投げた九里はヤクルトの強力打線に対して6回1失点。直球は140キロそこそこながら、強気に内角を攻めて好投した。13日の中日戦に先発した戸田も自己最長の6回2/3を3失点。左腕から140キロ台中盤の数字をマークするなど、自己最多109球の熱投だった。
そして14日の岡田も6回3安打2失点で、わずか1死しか取れずに6失点KOをくらった前回登板の悪夢を払拭することに成功。15日に1年ぶりの先発を果たした中村恭も課題の制球面が安定し、7回2/3を3失点と役割を果たした。終わってみれば、不安視された4人全員がクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)を決めてみせたのだ。
黒田は最短なら18日にも出場選手登録される。若手カルテットのうち1人が先発を外れることになるが、それぞれがつかんだ自信は大きいはず。負け越したが、カープにとっても収穫のあった6連戦だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count