5回4失点の田中将大、ヤ軍監督は一定評価も米メディア「心配した方がいい」

最近2戦4被弾10失点の田中を米メディアが不安視

 最近2試合は4被弾10失点と不調続きのヤンキース田中将大投手について、ESPN電子版は「本人は心配していないようだ。監督もチームメイトも心配していない様子。だが、もしかしたら心配した方がいいのでは」と伝えている。

 15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦。ヤンキースはベルトランの通算400号本塁打や代打ヘッドリーの適時打で7-5と劇的な勝利を収め、3カード連続での勝ち越しを決めたが、先発した田中は2戦連続で苦しい登板となった。記事では「(地区最下位の)チームにはそんな余裕はない」とエースの不調を心配している。

 試合後、ジラルディ監督は「今日も調子はよくなかった。特にスプリットが切れていなかったと思う。スライダーは結構よかったと思うが、前回とはそこが逆だった。苦しい投球とはなったが、チームが反撃できる状態は保った」と一定の評価を与えたという。

 女房役を務めたマキャン捕手も「苦しいながらも、5回を4失点で抑えたんだから、それで十分」とポジティブな評価をする中、現実を最も冷静に判断しているのは「よくないですね。効率的なピッチングではないと思うし、5回で100球超えている」と話した田中本人のようだ。

 この日を終え、田中は8試合に先発し、1勝無敗。7試合で勝敗がついていない右腕について、記事では「確かに負けなしだが、エースとしては物足りない結果」と手厳しく報じている。

 スケジュール通りならば、次回先発予定は敵地で行われる20日(同21日)アスレチックス戦。ここではスッキリとした勝利を飾りたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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