前田健太わずか4回73球で降板、ド軍監督が交代の理由明かす
「いずれにしても、ケンタはあと1イニングだけだった」
16日(日本時間17日)のエンゼルス戦で今季最短となる4回4失点で降板したドジャース前田健太投手だが、試合後の記者会見でロバーツ監督が投手交代のタイミングについて言及している。
この日は4回4失点で降板。チームも6-7で敗れて前田は3敗目(3勝)を喫した。
その右腕について指揮官は「これまでのような球のキレがなかったし、制球もよくなかった。3回に4失点と苦しんだ後の4回も、決して楽をさせてもらえない内容だった」と評価。「次の回(5回)は1番打者から始まり、さらに打順は三巡目だったので、交代のタイミングだと思った。明日は(長いイニングを投げる)カーショーが先発なので、今日早めにブルペンを投入しても問題はない。いずれにしても、ケンタはあと1イニングだけだっただろう。何より試合を接戦のままにしておきたかった」と、前田を続投させた場合に起こるさらなる失点の恐れが、投手交代の引き金となったことを明かした。
打順の一巡目はしっかりと抑えたものの、二巡目には早いカウントからスライダーやカーブといった変化球を確実に捉えられていただけに、ロバーツ監督は5回のマウンドに前田を送ることをためらった。結果、わずか4回73球での降板に。少しずつではあるが、前田に対する指揮官の信頼は揺らぎ始めているのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count