ダルビッシュがファンと“激論” 肉体改造の必要性「肌で感じます」
大谷を長い目で見守って―ファンに呼びかけ「まだ6月にも入ってない」
レンジャーズのダルビッシュ有投手が自身のツイッター上で、日本ハム大谷翔平投手について長い目で見守るようにファンに呼び掛けた。
今季、打者としては野手出場5試合連続ホームランを記録するなど絶好調の大谷だが、投手としては8試合に先発して1勝4敗、防御率3.34と波に乗り切れていない。不調の要因として、肉体改造との関連が指摘されることもある。
15日にツイッター上でファンから「大谷選手のからだを見て思うことありますか?」と質問されたダルビッシュは「まぁ肉体改造ってフレーズや取り組みが日本人には抵抗があるのでしょうね。 まぁ誰だって悪いシーズンはありますし、大谷の場合はまだ6月にも入ってないので何が良かった、ダメだったと判断するにはあまりに早すぎると思いますね」と返信。さらに「自分も良くない月がありましたし、彼も毎回しっかり準備する人間ですからしっかり修正してくるでしょう」と、開幕から2か月弱の現段階で成否の判断を下すのは早過ぎるとの見方を示している。
また、別のファンから「…(肉体改造は)合う合わないは個人差もあるでしょうし。マエケンさんは細い体で良くやってるし。faridyu(ダルビッシュ)さんも仮にそこまでの肉体改造してなくてもMLBで通用してないとは思えません」と呼び掛けられると、自身の実体験を踏まえた上で「自分は身体を強くしなかったらまず無理でした。日本でいくらできてもアメリカでは違います。そこは肌で感じますね」、「今あるのはMLBでプレーしている(日本人)選手全員が感じているフィジカル不足って現実なので」と返答。世界で戦うためには肉体改造を含む幅広い視野が必要であることを説いた。
最後には「よくない時ほど頭のいい選手は引き出しを増やすので、彼も今はそうでしょう。自分も頑張ります!!」とつづり、オフ中に一緒にトレーニングも行うかわいい後輩に向けて、エールを送った。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count