SB和田、5年ぶりのホームお立ち台 「絶対に落としたくない気持ちだった」

城所には「打ててよかった」、福田にも気遣い「這い上がってこられる」

 しかし、課題となった被本塁打もなく、6回2/3を1失点と先発の役目はしっかり果たした。工藤公康監督も「怖がらずにインサイドに突っ込んでいくことでホームランや長打は防げる。しっかりコントロールされれば抑えられることはわかったんじゃないかな」と評価した。

「バンディ(バンデンハーク)が連勝を止められて、連敗だけは避けたいところ。絶対に(試合を)落としたくない気持ちで投げた。ただ、まだまだ納得できる勝ちではない。もっとすっきりした勝ち方をしないと。ああいう形でマウンドを降りたくはないので、次の登板までに修正すべきところは修正していく」

 最後は、自身の5年ぶりのホームお立ち台も霞むような城所の9年ぶりの本塁打について「P練(投手のみの練習日)のときでも練習している姿を見ているので、いいところで打ててよかったなと思う」と語るとともに、その城所を代打に送られた福田秀平についても「悔しがっている姿を見たが、あの悔しさがあれば、きっと這い上がってこられると思う」と気遣った。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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