広島野村、6回に崩れヤクルトにリベンジならず 「悔しい。それしかない」
6回に5連打を浴びてKO、「あそこは粘りたかった」
18日のヤクルト戦に先発した広島の野村祐輔が、6回途中3失点で降板し、チームは逆転負けを喫した。1週間前の同カードで負け投手となったリベンジを果たせず、試合後は「悔しい。それしかないです」と肩を落とした。
11日の神宮でのヤクルト戦は、7回まで無失点も8回につかまり負け投手となった。この日も4回まではノーヒットに抑える完璧な立ち上がりだった。5回に2安打を許してピンチを作ったが、西田を併殺打に打ち取り、得点は許さなかった。
「5回までは石原さんのリードのおかげ。野手もいいところでダブルプレーを取ってくれた」と振り返った野村。しかし、6回に1死から5連打を浴びて同点とされ、またしても回の途中でマウンドを降りることに。「あそこは粘りたかったですけど、失投でした。投げきれなかった」と消え入りそうな声で報道陣の質問に答えた。
緒方監督は「(野村)祐輔は、しっかりした入りで、ゲームを作ってくれた」と野村を責めなかったが、「6回以降ですね。もっとしっかり投げられるようにしたいです」と、次回登板へ気持ちを切り替えていた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo