藤川球児、2日連続で最終回を無失点 サヨナラ呼び、4年ぶりに甲子園白星
復帰後初セーブを挙げた前日に続き今季2勝目、甲子園では2012年以来の白星
阪神の藤川球児投手が19日、本拠地での中日戦で2試合連続登板。1回を1安打1四球無失点に抑え、今季2勝目を挙げた。先発として4月3日のDeNA戦(横浜)で日本復帰後初白星を挙げていたが、本拠地・甲子園では2012年7月14日のヤクルト戦以来の白星となった。
藤川は2-2の同点で迎えた9回に登板。先頭の大島にセンター前ヒットを浴びたが、荒木は送りバント失敗。平田は右飛に仕留めたものの、ビシエドには四球で2死一、二塁とされた。
続くナニータの打席で暴投があり、二、三塁とピンチを広げたが、最後はフルカウントからナニータを146キロの直球で左飛に打ち取り、無失点に抑えた。
すると、その裏の攻撃で阪神は1死からゴメスがセンター前ヒットで出塁。続くヘイグは死球で1死一、二塁とチャンスを広げた。ここで高山がライト前ヒット。代走の二塁走者・上本は三塁でストップし、満塁の絶好機となる。
ここで原口が値千金のサヨナラヒットを放ち、阪神が3-2で劇的勝利。前日に日本復帰後初セーブを挙げた藤川に、甲子園で4年ぶりの白星がついた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count