ホークス工藤監督 3位相手の負け越しに「いつも勝てたら苦労はしない」
約1か月半ぶり負け越し、谷口に同点弾浴びた森に「勝負どころでカウント負け」
19日、ソフトバンクは延長戦で日本ハムに敗れ、4月5~7日のロッテ戦以来となる約1か月半ぶりのカード負け越しを喫した。試合後、工藤公康監督は「すごい試合だったね」とひと言発すると、そこからは今季6本目の本塁打を許したレアードへの配球について語り始めた。
「(投手の)コントロールもあるんだけど、やってはいけないミス。ヒットはOK、ホームランはダメというところで、キャッチャーも次のバッター、その次のバッターまで含めて考えなきゃいけないところ。インサイドにいき切れていない。外のボールをレフトに持っていかれるということは、インサイドを攻めていればフェアにはならないということ」
また、6回、カウント3-1から谷口雄也に1号同点3ランを浴びた森唯斗については、「勝負どころでカウント負け」と突き放した。
「カウントを悪くして、相手にストレート(にヤマを)をはられました、打たれました、ではね。バッターの長所短所が頭の中に入っていないということ」
久々のカード負け越しには「いつもいつも勝てたら苦労はしないよ」と語りながらも「そこで切り替えて次に向かっていくのがこのチーム。反省すべきところは反省して次に生かしていこう!」と、明るく会見を締めくくった。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura