イチロー3000安打到達へ際どいペースも…米解説者「とても可能性高い」
ここまでは3000安打にわずかに届かないペースも…
2015年はチーム最多の153試合に出場。怪我なくシーズンを終えたものの、9月は63打数9安打で打率.143、10月は9打数1安打で打率.111と低迷。シーズン打率もキャリア最低の.229に終わっていた。それでもメジャー16年目の今季は4月に打率.333、5月は19日時点で打率.313といずれも3割をキープ。出塁率も昨季の.282に対して、今年はここまで.404としている。
メジャー163勝のマーリンズOBの解説者、アル・ライター氏もその打撃を高く評価。前日の試合では3000本に「今年は到達できない」と予想していたが、2試合連続の代打ヒットに「序盤戦での打撃を見ていますと、3000安打に到達する可能性はとても高いと言えるでしょう。簡単なことではありませんよ。ベテランがベンチに座って、役割をこなす。そして、いまだに強烈なライナーを打てるのです」と手の平を返して称賛した。
地元メディアから韋駄天ぶりも評価される42歳。出場機会が限られているここまでは今季中の3000安打達成にわずかに届かないシーズン60本ペース。それでもイチローは金字塔へ向けて着実に安打を積み重ねている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count