イチロー“緊急先発”で今季初4安打&5出塁 3000本に「46」、マ軍連敗脱出
12試合ぶり先発で昨年8月以来、52度目の4安打、打率.373まで上昇
マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)の本拠地ナショナルズ戦で「1番・レフト」でスタメン出場し、今季初の“猛打賞”を記録した。この日は4打数4安打1得点1四球。全5打席で出塁し、打率.373となった。マーリンズは3-2で勝利し、連敗を3で止めた。
この日は主力のイエリッチが腰の筋肉の不調を訴えて急きょ欠場。イチローは5月8日のフィリーズ戦以来、12試合ぶりにスタメン起用された。
その“緊急先発”で42歳が魅せた。第1打席はフルカウントから先発ロスの9球目を中前打。続く3回2死走者なしの第2打席ではレフト方向へ痛烈な打球を放ち、三塁手のグラブを弾くヒットをマークした。
0-1と1点ビハインドの5回1死走者なしの第3打席ではレフトへ飛球を放ち、これに左翼手が飛び込むも捕球できずヒットに。今季初の猛打賞を記録すると、その後、牽制球が逸れる間に三塁へ。プラドの右前打で同点のホームを踏んだ。
2点リードで迎えた6回2死二塁で迎えた第4打席では代わったばかりの2番手左腕ソリスから四球を選んで出塁。8回2死走者なしの第5打席では3番手のペティットから左中間へ二塁打を放ち、4安打をマークした。
マーリンズは9回に1点差に迫られ、なお無死満塁のピンチを迎えたが、右腕ラモスが踏ん張って勝利。連敗を3でストップさせた。
イチローの4安打は昨年8月18日の敵地ブルワーズ戦以来で自身メジャー52度目。メジャー通算2954安打で3000安打に残り46本としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count