田中将大「中5日」で好投 NY紙はヤ軍先発陣の“覚醒”に「誰が予想した?」
2勝目の田中は中4日登板も「準備」
21日(日本時間22日)に敵地でのアスレチックス戦で、7回5安打1失点の好投で2勝目を挙げたヤンキース田中将大投手。前回登板の15日ホワイトソックス戦から通常より1日多い中5日のスケジュールで2勝目を飾ったが「常に中4日で投げられるよう準備している」と話していると、地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が伝えている。
今季は開幕から6試合連続で自責2以下のピッチングを披露していたが、中4日での登板で迎えた今月10日ロイヤルズ戦(7回6失点)、15日ホワイトソックス戦(5回4失点)では大乱調。この日まで、今季中4日で投げた3戦は防御率が5.68だったのに対し、中5日で投げた3戦では1.66と大きな違いが生じていた。
中5日で先発したこの日も、7回を投げてわずか1失点。田中は「よく休めたと感じることもあるが、常に中4日で投げられるよう準備している。(中4日での登板は)そこまで大きな問題じゃないと思う」と通訳を介して話し、登板間隔が投球内容には影響していないという見解を示したと伝えている。
18日ダイヤモンドバックス戦から先発陣の好投が続き、4連勝に成功したヤンキースは、ブルージェイズに0.5ゲーム差をつけて地区最下位から脱出した。この4連勝中に先発したイオバルディ、ノバ、サバシア、田中は、4試合で合計25イニングを投げて4失点に抑えている。同記事では、開幕時から課題とされてきた先発ローテの覚醒を「どこからともなく出現」と表現。「(先発による)こんな4戦連続の好投を誰が予想した? もし自分はしたという人がいたら、その人は嘘つきだ」と軽妙なジョークで締めくくっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count