イチロー2試合6安打で3000安打まで44本 米紙「記録に向けて猛烈な前進」
42歳以上の1試合4安打以上は史上7人目
2試合連続先発で6安打とヒットを量産しているマーリンズ・イチロー外野手について、地元紙が特集記事を組んだ。米紙「マイアミ・ヘラルド」電子版が「マイアミ・マーリンズのベテラン イチロー・スズキが3000安打に迫る」との見出しで伝えている。
イチローは21日(日本時間22日)のナショナルズ戦で、背中を痛めたイエリッチの代わりに12試合ぶりにスタメン出場。4安打、5出塁と活躍すると、22日(同23日)の同試合でも2安打を放った。昨年8月以来となる2試合連続のマルチヒットでメジャー通算2956安打となり、3000安打まで44本とした。
22日は2013年サイ・ヤング賞右腕のシャーザーから2安打を放っており、チームが2-8と敗れる中で存在感を発揮。そのベテラン外野手について、地元紙は「記録に向けて猛烈な前進を見せている」とレポートした。また、42歳以上の選手の1試合4安打が史上7人目(ピート・ローズ、サム・ライス、カール・ヤストレムスキー、リッキー・ヘンダーソン、ホーナス・ワグナー、カールトン・フィスク)だったことも改めて紹介している。
22日はあらかじめ出番を伝えられていたイチローだが、前日21日はイエリッチの欠場が急きょ決まったために、“緊急先発”となった。それでも結果を残した42歳は記事の中で「それこそが自分がここにいる理由です。常に4人目の外野手としてベストな存在でいようとしています。土曜日はまさにその機会を得ることができました」とコメントしている。
日頃の体調管理と試合への準備がたびたび米メディアでも取り上げられているベテラン外野手は打率.382まで上昇。MLB公式サイトもその安打記録を特集するなど、好調な打撃を見せる安打製造機にその注目度は一層、高まっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count