ダルビッシュ、29日のメジャー復帰戦は85~90球が目安 投手コーチが明かす
バニスター監督「状態を注視していきたい」
右肘靱帯再建手術からの復帰を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が、28日(日本時間29日)に本拠地で行われるパイレーツ戦でメジャー復帰することになった。球団が発表した。
昨年3月に通称トミー・ジョン手術と呼ばれる右肘靱帯再建手術を受けたダルビッシュは、5月1日から傘下マイナーでリハビリ登板をスタート。これまで5試合に登板し、合計20イニングを投げて9安打21奪三振6四球で4失点(自責2)の成績だった。最近では22日に傘下2Aフリスコで登板。6回で87球を投げ、速球は最速で時速96マイル(約154キロ)をマーク。順調な調整を印象づけていた。
地元紙「フォートワース・スターテレグラム」電子版では、ブロケイル投手コーチの話として、28日パイレーツ戦では85~90球が目安になると伝えている。またバニスター監督は「怪我をした投手は、登板ごとの内容やストレスの強度に注意する必要がある。例えば、紋切り型に145イニングが投球限度だ、というのは筋が通らない。どうやって145イニングに達したかが大事。各試合、投球数、内容、登板間の状態を注視していきたい」と、今季の登板回数の目安は明かさない方針だとした。
2014年8月9日アストロズ戦以来、658日ぶりのメジャー登板には、全米中の注目が集まりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count