楽天、泥沼9連敗 投手陣は9試合で67失点、打線は最近7試合で計5得点のみ
打線は高橋光の前に散発3安打で2試合連続完封負け
楽天が26日、敵地で西武に0-4で敗れ、泥沼の9連敗を喫した。前日までの8試合で63失点と崩壊していた投手陣が4失点。打線も西武先発・高橋光の前に沈黙し、散発の3安打に抑えられてプロ2度目の完封を許した。
楽天先発の美馬は初回、四球や茂木の失策などで2死満塁とピンチを招くと、自らの暴投で先制点を献上。さらに、2回は1死一、三塁で秋山にレフトへの犠飛を打たれ、2点目を失った。3回は2本のヒットに茂木の2つ目の失策で無死満塁の大ピンチとなり、木村昇の犠飛で3失点目。3回まで毎回、1点ずつ失点を重ねた。
一方、打線は高橋光の前に3回の岡島、4回の聖澤のヒットだけに抑えられ、反撃の糸口すらつかめない。すると、美馬は5回に2死一、三塁のピンチを迎えて降板。ここで金刃へスイッチするも、鬼崎にライトへのタイムリーを浴び、0-4とリードを広げられた。
その後も打線は高橋光に抑えこまれ、8回に銀次がチーム3本目のヒットを打ったが、得点にはつながらず。このまま敗戦した。先発の美馬は降板後、「ボール自体はまずまずでしたが、球数が多く、要所で粘れませんでした。試合を作っていい流れを作りたかったのですが…。悔しいです」とコメントした。
泥沼の連敗はついに「9」に。投手陣が崩壊しているが、打線も2試合連続完封負けで、5試合連続で1得点以下。最近7試合で計5点しか取れていない。投打ともに低調で、長いトンネルから抜け出せない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count