大乱闘でパンチ食らったバティスタ、相手の処分軽減に不満「賛成と言えない」
オドルの出場停止が8試合→7試合に、「MLB機構の上層部に仲のいい人物がいるのか…」
5月15日のレンジャーズ-ブルージェイズで起きた大乱闘で、1試合の出場停止処分が科せられたブルージェイズのホセ・バティスタ外野手が、自身に強烈なパンチを見舞ったルーグネット・オドル内野手の処分軽減に関して物申している。ESPN電子版が伝えている。
15日の試合で、レンジャーズの中継ぎブッシュに死球を当てられたバティスタはその後、併殺プレーを崩そうと二塁カバーに入ったレンジャーズのオドルに対して激しくスライディング。これに激高したオドルがバティスタを突き飛ばした上に、左アゴへ痛烈な右ストレートを食らわせ、両軍入り乱れる大乱闘へ発展した。
バティスタのスライディングを危険だったと見る向きと正当だったと見る向きとあるが、後にMLB機構はバティスタに対して1試合の出場停止処分、オドルに対して8試合の出場停止処分を言い渡した。
ただ、27日のレッドソックス戦で出場停止処分を消化したバティスタは、オドルの訴えに応じてMLB機構が8試合から7試合に出場停止試合数を軽減したことに不満を漏らしているという。
元々、自身が1試合の出場停止を科せられることすら「不公平」と言っていたバティスタだが、オドルの処分軽減に関して「賛成とは言えない。彼はきっとMLB機構の上層部に仲のいい人物がいるのか、あるいは球団に顔が利く人物がいるのだろう」とチクリ。昨年のポストシーズンから続く両チームの遺恨は、まだまだ終わることがなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count