前田健太、右手に打球直撃も5回2安打無失点の好投 4勝目の権利持ち降板
初回にライナーが右手直撃も…75球投げきり降板
ドジャースの前田健太投手が28日(日本時間29日)、敵地でのメッツ戦に先発し、5回2安打無失点と好投した。初回に右手に打球が直撃するアクシデントに見舞われながら、続投して75球の力投。2点のリードをもらい、降板した。
前田は立ち上がりにアクシデントに見舞われた。初回。2死でコンフォルトの強烈なピッチャー返しがライナーで体に直撃。スタンドからどよめきが起こり、前田はその場にうずくまった。打球は右手を直撃した様子で、ベンチから出てきたトレーナーが状態をチェック。しかし、投球練習を行ってからロバーツ監督にOKサインを出して続投した。
コンフォルトはヒットで2死一塁も、続くセスペデスを遊ゴロに打ち取り3アウト。アクシデントに見舞われながら、無失点で切り抜けた。
2回は2死からケリーに四球を与えながら無失点。すると、直後の3回にメッツ先発シンダーガードが、アットリーの背中の後ろを通過する99マイル(約159キロ)の直球を投じて一発退場。昨年のプレーオフで併殺崩しの危険なスライディングをして、遊撃のテハダに大怪我を負わせていたアットリーへの報復と判断された模様で、猛抗議したコリンズ監督も退場となった。
球場が異様な雰囲気に包まれる中、前田はその裏に3者凡退に仕留めると、4回は2死から四球でウォーカーを歩かせながら無失点。5回も3者凡退の抑える好投を見せた。
直後の6回の攻撃、ドジャースはアットリーが先制弾。さらに、プイグのタイムリーで2点目を奪った。
右手に打球を受けていた前田の球数は75球となり、5回限りで降板。ストライクは42球。防御率は3.00となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count