最強左腕カーショーが今季100奪三振 四球はわずか「5」で割合は驚異の20:1
女房役も絶賛、「ストライクゾーンを積極的に攻める姿勢が表れている」
試合後にこのデータを聞いたロバーツ監督は「そんなスタッツなんか知らなかった。普通、三振数と四球数が2:1でも、かなりいい数字だって言われるのに、20:1なんて想像の範疇を超えている」と驚愕。捕手を務めるA・J・エリスも「それはまたとんでもない数字だな。ストライクゾーンを積極的に攻める姿勢が表れていることは間違いない。打者からアウトを奪っていることを示す数字でもある。そして、彼がどんな選手であるかを物語る数字だ」と、どんな相手にも挑んでかかる左腕のスタイルを指摘した。
記事では「カーショー自身は、チームの勝利が優先で、個人の成績にはあまり関心がないようだ」と記しており、本人が「四球を与えるより打たれた方がいい。今日は3ボールまでいくこともあったが、ストライクゾーンの外の球を振らせることができたのでよかった。とても運がよかった」と話したことも伝えている。
今季はこれで7勝1敗、防御率1.56の好成績を収めているカーショーだが、5月に先発した6試合では5勝無敗、防御率0.91と驚異的な数字。さらに、先発した11試合はすべて7イニング以上を投げている。
メジャー最強とも称される左腕が、今季終了時にどんな数字を打ち立てるのか、楽しみだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count