ダルビッシュ復帰は「絶妙のタイミング」 先発陣立て直しで地区Vへ有利に

ダルビッシュ復帰でレ軍先発陣は「チームを地区優勝に導く存在になった」

 さらに、今季のレンジャーズ先発ローテは、1年前と大きく様変わりしたと言及。1年前の同時期については、「ダルビッシュとマーティン・ペレスはトミー・ジョン手術からのリハビリに励んでいた。デレク・ホランドは合わせて4ヵ月も怪我で戦線離脱し、コール・ハメルズはまだフィリーズの一員だった」と振り返り、現在、ダルビッシュが復帰したことにより、ハメルズ、ホランド、ペレスに加え、元広島コルビー・ルイスが奮闘するレンジャーズ先発ローテは「チームを地区優勝に導く存在になった」としている。

 ダルビッシュ復帰以前でも、レンジャーズの先発ローテは防御率3.53をマークし、打者有利とされる本拠地ながら、ア・リーグでトップだったという。だが、記事では、ハメルズ、ペレス、ルイスの3人が、100以上がいいとされるERA+(防御率傑出度)で131~141の数値を出す一方で、ハメルズとルイスは9イニングあたり1.7本塁打を許し、ハメルズとペレスは四球数が多く(ペレスは9回あたり5.4四球)、ルイスとペレスの奪三振率はリーグ平均を下回るというデータを紹介。不安要素もここかしこに潜んでいるようだ。

 そんな時に復帰したダルビッシュの存在は心強いに違いない。6月上旬には、地区ライバルのマリナーズと6戦が予定されており、スケジュール通りならばダルビッシュは2度マリナーズと対戦する予定だ。特集では、「今後、手術からの完全な復帰を目指す中で山にぶつかることもあるだろうが、復帰戦のパフォーマンスが何かを意味するなら、ア・リーグ勝率4位のチームにエースが舞い戻ったということだろう」と、ローテーションの軸となる活躍に期待を寄せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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