打撃開眼、SB今宮の「テニス打法」とは? 最近4戦で打率5割超&2度の決勝打

1週間で打率は3分6厘上昇、打点リーグ10位&通算200犠打へも「1」

 打撃向上をテーマにした今季。昨季終盤に感覚をつかんだ「ツイスト打法(左脚を踏み込んだ際に内にひねる込むことでバットを走らせる)」を軸に試行錯誤を繰り返した。打率1割台と低迷しながらも、ここ最近の感覚は悪くなかった。いい当たりが野手の正面を突いたり、好捕されたり。結果は出ていなくとも、内容は悪くなかった。

 その中でつかんだ、本人曰く「テニス打法」の感覚。そこからの4試合で14打数8安打の打率5割7分1厘、2本塁打、8打点で決勝打が2回。結果もついてきたことで、自信につながっていることは間違いない。

 5月24日のオリックス戦終了時に1割8分8厘だった打率は、1週間で2割2分4厘と、一気に3分6厘も上昇した。打点28は、パ・リーグ10位と勝負強さが光る一方で、通算200犠打にもあと「1」と迫っている。

 求められるのは、この状態をいかに維持し、より高みへと持っていくか。3年連続でゴールデングラブ賞を獲っている守備は、すでに球界ナンバー1の呼び声高い。打撃が開眼すれば、名実ともに球界一の遊撃手になるだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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