4勝目の岩隈久志、4回まで完璧も…6回以降に3被弾、初安打後「少しズレた」
5回までに16得点の大量援護、地元メディアは「試合への興味を失ったようだった」
5月31日(日本時間1日)に本拠地でのパドレス戦に先発し、今季4勝目を飾ったマリナーズ岩隈久志投手。4月はややスロースタートとなったが、5月は6試合に登板して4勝1敗と上昇気流に乗り始めた。
この日は打線が爆発。今季最多の5本塁打を含む16点をパドレス投手陣から奪い取った。本拠地セーフコフィールドで16点を挙げたのは、マリナーズの球団タイ記録(4度目)。チーム一丸となっての勝利に、スコット・サービス監督は「今日は打線が最初から飛ばしてくれた」と笑顔だった。
岩隈は5回先頭ソラルテにレフト前ヒットを許すまで、4イニングすべてを3者凡退に抑えるパーフェクト投球。16点の援護をもらった6回以降は、ラミレスの安打をきっかけに3本塁打を許して4失点したが、今季2度目の2試合連続の無四球登板とし、7回を投げて5安打5奪三振4失点(自責4)で勝利した。
地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版では、5回以降の岩隈について「なんだか試合への興味を失ったようだった」と表現。試合後、岩隈は通訳を介して「5回までは集中していられたが、最初の安打を許した後は、すべてが少しズレてしまったように思う」と話し、うれしいことではあるが、味方の攻撃が長かったためリズムをつかみづらい展開だった状況をうかがわせた。
5月を勝利で締めくくった岩隈は、次回は5日に敵地でのレンジャース戦に登板予定だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count