田中将大、3戦連続QSも今季初黒星 ヤ軍監督は評価「よく試合を作った」
指揮官は貧打を嘆く「普通は勝つチャンスが出てくる」
ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)の敵地ブルージェイズ戦に先発し、今季初黒星(3勝)を喫した。制球に苦しみながらも6回を7安打2失点(自責1)と粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく、昨年9月18日以来の黒星を喫した。ヤンキースは0-7で敗れ、3連敗となった。
田中は毎回走者を背負う苦しい展開ながら、4回まで無失点。しかし5回1死二塁からドナルドソンにライトへ適時打を浴びて先制されると、6回無死二塁の場面でスモークのセンターへの打球を中堅エルズベリーがまさかの落球。無死一、三塁とピンチを迎え、マーティンを二ゴロの併殺とする間に1点を追加された。
ヤンキースは田中が降板後に救援陣も崩れて5失点。打線も最後まで得点が奪えず完封負けを喫した。
試合後、ヤンキースのジラルディ監督は3試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)となった田中について「よく試合を作った。6回2失点に抑えれば、普通は勝つチャンスが出てくる」と評価し、「打線がサンチェスを攻略できなかった。打線を組み替えるなど策を講じてはいる」と貧打を嘆いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count