オリックス糸井はやはり「超人」!? 史上最年長の盗塁王へ好位置

35歳2か月で盗塁王獲得なら「プロ野球史上最年長」

 上記した5選手の平均年齢は25.2歳。しかし糸井は、それを約10歳も上回る35歳。もし西川らとの争いを制して35歳での盗塁王獲得となると、82年の福本豊氏(当時阪急)、93年の大石大二郎氏(当時近鉄)と並び、プロ野球史上最年長の35歳シーズンでの盗塁王獲得となる。

 ただし両者とも厳密にいうと34歳11か月での盗塁王となったため、今年7月31日に35歳となる糸井が獲得すると、35歳2か月という実質「プロ野球史上最年長」での盗塁王獲得ということになる。さらに、これまで手が届いていなかった自身初の盗塁王のタイトルに輝くということにもなる。

 なおMLBでは世界の盗塁王、リッキー・ヘンダーソン氏が39歳で盗塁王を獲得したという実績も。さすがにこれはまだまだ先の話ではあるが、まずは「プロ野球史上最年長」での盗塁王獲得が視野に入る糸井の「超人」と言われ続ける抜群の身体能力。球界に新たな歴史を刻めるかに注目したい。

【了】

(記事提供:パ・リーグ インサイト

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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