交流戦も勝ち越し発進 SB工藤監督「完封負けの後、初回に取れて良かった」
先発中田が好投で今季初勝利「自信になってくれたらいい」
2日、ソフトバンクは6-2で中日に勝利し、セ・パ交流戦最初のカードに勝ち越した。
先発の中田賢一は6回2失点で今季初勝利。課題とされた投球リズムや制球も克服し、出した四球は1個のみ。それを除いて3ボールになった場面が4度あったが、いずれも凡打に打ち取った。前回の登板後、QVCマリンのブルペンでつきっきりの指導を行った工藤公康監督も、満足げに中田のピッチングを振り返った。
「リズムも良かったよね。今日みたいに、あまり考えずに素直に体を動かして投げれば、いいピッチングになる。中田くん本人が一番ホッとしているだろうし、手応えをつかめたところはあると思う。ピッチングコーチを交えて(調整の中で)いろいろとやったことを守って、しっかりやってくれたから成果が出た。中田くんの自信になってくれたらいいし、(指導した)こっちも『よかったね』と思う」
攻撃面では、好調の今宮健太を今季初めて1番で起用。初回にいきなり四球を選んで出塁すると、そこから打線がつながって3点を奪った。2回には相手エラーで出塁した鶴岡慎也を一塁に置いての犠牲バント。このバントで、今宮は史上最年少での通算200犠打を達成。さらに4回には5号となるソロ本塁打を放つなど、2打数2安打2四球の大活躍だ。