最年少で200犠打達成のホークス今宮 運命変えた「62」の数字

「プロとして生きていく道」を見出した今宮

 入団時は「小さな体でも本塁打をたくさん打てる打者になって、小さな巨人と呼ばれたい」と語っていたが、プロ入り4年目の2013年に記録した62犠打で、自分の進むべき道を見出した。

 その年のオフ、今宮は次のように語っている。

「高校時代の通算本塁打が62本で、犠打数も同じ62。単なる偶然なんでしょうけど『自分がプロとして生きていく道は犠打なんだぞ』って教えられた気がしています」

 翌2014年にも2年連続の62犠打を記録し、同時に三井ゴールデングラブ賞も2年連続受賞。リーグを代表する守備と犠打の名手として知られるようになった。そして2016年6月2日、積み上げた犠打の数は200になった。

「最年少で、ということについては自分でもよくわかりません。ただ、これはボク一人でできたことではありません。先輩方がランナーとして出塁してくれたおかげなので、感謝でいっぱいです」

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