前田健太、右手不安も自己最多107球の力投 監督も称賛「勇気見せてくれた」
5勝目&再び防御率2点台に、球団公式サイトも「屈指の好投」と評価
3日(日本時間4日)に本拠地でのブレーブス戦で今季5勝目(3敗)を挙げたドジャース前田健太投手の力投を、ロバーツ監督が褒め称えている。
前回登板したメッツ戦で右手に打球が直撃した前田は、当初2日(同3日)のカブス戦で先発予定だったが、1日ずらして3日のブレーブス戦に先発した。序盤こそ球数がかさんで2失点するも、3回以降はリズムを取り戻して好投。6回を投げ終えて105球だったが、7回のマウンドにも戻り、先頭で迎えた代打スナイダーを三塁ゴロに打ち取って降板した。
右手に不安を抱えながらも6回1/3を投げて6安打5奪三振2四球2失点で、防御率は再び3点台を下回る2.84となった。球団公式サイトでもこの内容をレポートし、「シーズン序盤に見せた4戦1失点以来、屈指の好投だった」と高評価している。
この日の前田について、ロバーツ監督は「速球をストライクゾーン低めに投げられた。リリースポイントが元に戻ったと思う」と話したという。「これまでは速球の制球にばらつきがあり、スライダーが安定していなかった。ケンタは(打球が右手に当たった後も続投した)ニューヨークで、大きな勇気を見せてくれた。負けない方法、チームに勝つチャンスを与える方法を見つけだすはずだ」と、新人右腕に期待を寄せている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count