好調ホークス武田翔太の隠れた努力 パフォーマンスを発揮するための3条件

2年前から栄養学を勉強

 4月は自分でも不甲斐ない投球が2試合続きましたが、そういうときでも走ると気持ちがリセットできます。高校時代と違って、毎週登板試合が巡ってくるので、ダメだったからといって落ち込んでいる暇はありません。次の登板まで6日間しかないので、1日落ち込んでしまうなんてもったいない。常に次の登板に向けて前向きに調整した方がいいですからね。

 プロではシーズン中ずっと野球が続きます。体調を整えるために大事にしているのは、やはりバランスの良い食事を摂ることです。ボクの場合は、ほとんど外食はせずに自分で食事を作っています。毎回、ミネラルやビタミンなど、栄養のバランスを考えながら5品ほど作りますね。

 栄養学については2年ほど前から自分なりに勉強をしていますから、どのようなタイミングでどのような食材を食べればいいのかはわかっています。登板後は削られた筋肉を補う意味で肉類中心のタンパク質が多めのメニューにしていますし、登板前になるとエネルギーを蓄える意味で炭水化物を多めにします。

 普段からバランスの良い食事を心がけてはいますが、試合の直前や試合中はどうしても栄養が不足してしまう時もあります。本番で筋肉の状態を万全にするためにサプリメントを活用することもありますね。ボクが特に摂るのはアミノ酸です。筋肉の組成をサポートするBCAAを多く含むアミノ酸のサプリメントはタンパク質がすでに分解された状態なので、体への吸収が早くてとても効果的です。

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