貯金20のSB工藤監督、降雨コールドでの引き分けに「天気には勝てない」
5回終了時に降雨コールド、「怪我でもしたら大変」
セ・パの首位対決となった広島-ソフトバンクの2回戦は、試合前から降り続く雨の影響で5回終了時点でコールドゲームとなり、1-1の引き分けに終わった。試合後の工藤監督は「勝ちたかったけど、天気には勝てないね」と、半ば諦めたような様子で、報道陣の質問に答えた。
工藤監督は「普段はドームなので、雨の中でやる試合は少ないけど、その中で集中してよく投げてくれた。前回の登板では力んで投げていたけど、今日は変化球も低めにいって、コントロールもよかった」と、5回1失点と好投した千賀を褒めた。千賀は「悪いコンディションの中で、よくできたと思う。しっかり投げられてよかった」と安堵の表情も見せたが、「先制してもらったのに、追いつかれたのは悔しい」と反省も忘れなかった。
5回コールドで引き分けに終わり、工藤監督は「怪我でもしたら大変だし、こんな状態で、無理してやってもね」と、貯金20と好調なチーム状態に余裕の表情だった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo