広島岡田、降雨コールドも5回1失点の好投 「続けていけば勝てると思う」
引き分けに終わりプロ初勝利ならず、「こういう投球を続けていきたい」
4日のソフトバンク戦に先発した広島のドラフト1位ルーキー岡田は5回1失点と好投したが、降雨コールドゲームで引き分けとなり、勝ち負けがつかなかった。ここまで5試合に登板し、いまだに勝ち星がないが、「こういうピッチングを続けていけば勝てると思う」と、プロ初勝利へ手応えをつかんだ。
試合前から雨が降り続く悪コンディションだったが「マウンドに土も入れてもらったので、なんとか投げられた」と影響を見せず、ソフトバンクの強力打線を最少失点に抑えた。「今日は尻上がりでした。いつもと変えることはなかったが、インコースを厳しく攻めようと意識していた。力勝負をしたいと思っていたが、それができたと思う」と、自身の投球内容にひとまず満足した様子だった。
3回の失点に関しては「コースに投げたかったが、抜けてしまって甘いところに行ってしまった。しっかり投げたかったが、リリースのタイミングが少し狂った」と反省した。
ここまで6試合に先発し、うち4試合で6回3失点以内と安定した投球を見せているが、勝ち星には恵まれていない。それでも岡田は「ゼロに抑えていけば勝てると思うので、これからも1試合ずつ、こういう投球を続けていきたい」と前向きな姿勢で、最後には笑顔も見せた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo