上原浩治、ここまで防御率4.57も…Rソックスは「復調すると確信している」

コンディションに問題はなし、指揮官は「何が原因なのかは、よく分からない」

 ベテラン右腕のコンディションを維持するため、レッドソックスは起用法に細心の注意を払っているという。記事の中で、カール・ウィリス投手コーチは「彼を気にかけるようにしているよ。リリーフとして活躍してもらうためにね。彼の仕事量、球数は十分把握している。そこに上原を疲弊させるような要因は何一つとして見当たらない」と話している。成績が上がらない理由は、コンディションにあるとは考えていないようだ。

 また、特集では、上原が最近7度の登板で2ランを3本浴びていることに言及。ジョン・ファレル監督は、ウィリス投手コーチと同じようにコンディションには問題がないと分析しつつ、スプリットの精度に懸念を示したという。記事では「監督のジョン・ファレルとウィリスは上原はスプリットが冴えないと苦しい状況に立たされると指摘した」としつつ、指揮官の以下のコメントを伝えている。

「昨晩(3日のブルージェイズ戦)、彼の球速は少し落ちていたね。スプリットにもばらつきがあった。高い影響力を持つ選手が調子を崩すと心配の種になるものだよ。でも、故障や登板過多でない限り、フィジカル面に問題はない。何が原因なのかは、よく分からないんだ」

 裏を返せば、スプリットの状態が戻ってくれば、上原が本来の支配力を発揮すると見ているようだ。首脳陣は年齢に対する不安は抱いておらず、一時的な不調を脱すれば本来の姿に戻ってくれると信じているだけに、ここから安定感のある投球を見せたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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