二刀流で日本新163キロ、日ハム大谷に栗山監督も満足!? 「楽しそうだった」

“リアル二刀流”で投打に大活躍、「やるべきことが出来たら、それは楽しいだろうね」

 用兵もさることながら、栗山監督の戦術眼も見逃せない。3回、先頭の9番・大野が四球で歩くと、先頭西川がバスターエンドランで、見事に一二塁間を破り、逆転に繋げている。

 日本新の163キロばかりがクローズアップされるが、「怖いのは(速い球を投げすぎて)バランスを崩すこと」。確かに、満塁のピンチを切り抜けた直後の5回には、先頭・村田へボールが3球続いている。指揮官にとっては、心配の種は尽きないようだ。

 もっとも、この試合で大谷は9回6安打2失点10K&3打数1安打1打点と“リアル二刀流”で確かな結果を出し、今季4勝目。日本ハムは6-2で勝利し、連敗を2で止めた。

「マウンドで楽しそうに見えた。やるべきことが出来たら、それは楽しいだろうね」

 いつもは大谷に辛口の栗山監督にとっても、嬉しい一日になったようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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