阪神、延長12回に力尽き4位転落 延長戦7試合勝ちなし、貯金1では8連敗
高山が8回にバント失敗、3回には守備での後逸が失点に結びつく
終盤の好機を生かせず痛い1敗となった。
阪神は5日の西武戦(甲子園)で延長12回、2-3で敗れ4位に転落した。2-2の同点で迎えた12回。島本が2死一、二塁から西武・栗山に勝ち越しとなる右前タイムリーを浴び力尽きた。12回のイニング途中から7番手で登板した左腕は「準備はしていましたが、最後は(打たれた球は)ボールでもよかった」と悔しさをにじませた。
打線は8回に無死一、二塁のチャンスを作ったが、高山がバントを失敗し無得点に終わった。3回には秋山の左前打を後逸。一気に三塁まで進まれ失点に結び付く痛い失策となった。金本監督も「その2つは目立った。責任を重く感じて練習に取り組むかどうかで変わる」と苦言を呈した。本人も「一番最悪のプレーです」と言葉少なに球場を後にした。
日曜日は4連敗となり、延長戦はこれで7戦勝ち無し(4敗3分け)。さらに貯金1で迎えたゲームは8連敗と壁を乗り越えられない。7日からはエース・石川の先発が予想されるロッテ(QVC)、163キロを叩き出した大谷との対戦が有力な日本ハム(札幌ドーム)と試練のビジター6連戦が待っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count