日ハム大谷、日本最速163キロは「失投」!? 「未知のスピードではない」
自身が持つ公式戦最速を更新も…「投げた瞬間にど真ん中だったので」
日本ハムの大谷翔平投手が5日の巨人戦(東京ドーム)で日本最速163キロをマークした。2点リードの4回1死満塁、打者はクルーズ。1ボール2ストライクからの4球目で自身が持つ公式戦最速を更新。ファウルとされたが、続くカーブで併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。
投球では今季4度目の2桁三振を奪い、自身3連勝となる4勝目。バットでも5番でスタメン出場し、1点リードの3回無死満塁で中犠飛。6回先頭の右前打で15試合連続安打と自己最長を更新した。
チームは6-2で逆転勝ちし、2位のロッテと0.5ゲーム差。投打で圧巻の活躍を見せた二刀流右腕は、充実感を漂わせて振り返った。
――試合を振り返って。
「いいゲームだったと思います」
――「5番・投手」で先発した。イニング間の準備など時間の使い方は難しかったか。
「特にキャッチボールはしなくていいと思っている。(初回の大田の先頭打者弾は)それが原因ではないと思ってます。ただ単にボールが甘かった」
――国内最速163キロをマークした。
「投げた瞬間にど真ん中だったので、打たれるかと思ったんですけど。本当は空振りを取りに行きたくて、低めを狙ったんですけど、真ん中にいってしまった。ファウルになって良かった。真ん中だったので失投ですね」