田中将大、7回2失点&4戦連続QSの好投も4勝目ならず 同点で降板
4戦連続QSの安定感、7回に味方2連発で同点
今季4勝目を目指すヤンキース田中将大投手が6日(日本時間7日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発し、7回を6安打3奪三振2四球2失点(自責2)だった。同点の8回からマウンドを譲り、勝敗はつかなかった。防御率は2.76。
初回は先頭エスコバルに初球スライダーを強振され、レフト前安打を許した。2死二塁から4番プホルスに内角スプリットを、センター前の浅い位置に落ちる適時打とされ、1点を失った。
2回は3者凡退に抑えたものの、3回は再び先頭打者にセンターの頭上を越える二塁打を許し、犠牲バントと犠牲フライで追加点。2死から3番トラウトに四球、さらに二盗を許し、続くプホルスも四球で2死一、二塁とピンチを広げたが、5番クロンを3球で見逃し三振とし、難を逃れた。
4回と5回は連続で3者凡退。6回は1死から2連打で1死一、二塁としたが、後続を打ち取って得点させなかった。7回は1死から9番ペティートにライト前ヒットを許したところでベンチが動き、ブルペンで救援陣がアップを始めたが、続くエスコバルを二塁ゴロの併殺に打ち取り、無失点で回を締めくくった。
田中は4試合連続でクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責点3以下)という安定した登板を続けているが、前回のブルージェイズ戦に続き、今回もエンゼルス先発シューメイカーの前にヤンキース打線が沈黙。我慢の投球が続いたが、7回攻撃で5番マキャンと6番カストロの2連発で一気に同点に追いついた。
8回から2番手ミラーに交代。田中は91球を投げて62ストライクだった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count