SB山田1100日ぶり1勝、中日田島初失点、楽天オコエ初三塁打…7日のプロ野球
SB内川&長谷川が2者連続弾、西武菊池4連勝、ヤクルト6連敗、広島戸田3勝目
プロ野球は7日、各地でセ・パ交流戦6試合が行われた。ソフトバンクは753日ぶりの1軍マウンドとなった山田が、7回1失点の快投で1100日ぶりの白星。打線は6回に内川、長谷川が2者連続ホームランを放つなど、援護した。DeNAは連勝が3で止まった。
中日は延長12回に一挙5点を奪い、オリックスを下した。先発のドラフト1位ルーキー小笠原が5回2失点と好投。1点リードのまま9回を迎えたが、守護神田島がまさかの失点。日本記録更新中だった開幕からの連続無失点は31試合で途切れ、小笠原のプロ初勝利も消えて延長戦に突入した。しかし、12回にオリックス・コーディエの3連続四球で無死満塁とチャンスを作ると、ここで登板した海田から工藤が勝ち越しの2点タイムリー。さらに、その後、杉山も満塁で走者一掃の3点二塁打を放ち、試合を決めた。
西武は巨人に快勝した。先発菊池が2安打2失点9奪三振4四球の好投。4回にクルーズに2点タイムリーを浴び、24イニングぶりに失点したが、その他は危なげない投球。自身4連勝で6勝目を挙げた。打線では秋山が2本のタイムリーで3打点を挙げた。巨人は先発田口が4回途中4失点と粘れず、2連敗となった。
楽天は先発のエース則本が8回6安打1失点6奪三振と快投。無四球の好投で6勝目を挙げた。打線は2回に聖澤のタイムリーで1点を先制すると、その後、オコエが右中間へ運ぶ2点タイムリースリーベース。快足ぶりを見せつけるプロ初の三塁打で貴重な追加点をチームにもたらし、快勝に貢献した。ヤクルトは泥沼の6連敗となった。
広島は日本ハムに競り勝ち、2連勝でセ・リーグ首位をキープ。先発・戸田は2回にレアードに先制打を浴びるも、3回以降は無失点に抑え、6回4安打1失点で3勝目。打線は丸のタイムリー、田中、新井の一発で3点を奪うと、7回以降は救援陣がリードを守り切った。日本ハム有原は7回2失点も3敗目。大谷が8回に16試合連続安打となるタイムリーを放ち、1点差に迫ったが、及ばなかった。
ロッテは阪神との接戦を制し、連敗を3で止めた。先発の石川が7回途中まで10安打を浴びながら、1失点に抑えて6勝目。7回は1点差に迫られ、なおも2死一、二塁のピンチで降板したが、2番手益田がゴメスを空振り三振に仕留めた。打線は、ナバーロが2回に先制打を放つと、6回にはソロ本塁打。この2点を投手陣が守り切った。阪神は2連敗となった。
【交流戦】
◇ソフトバンク 6-3 DeNA(ヤフオクドーム)
勝 山田(1勝0敗)
敗 モスコーソ(4勝4敗)
S サファテ(0勝3敗19セーブ)
HR【ソ】内川9号、長谷川7号【D】梶谷
◇オリックス 3-8 中日(京セラドーム)
勝 岡田(3勝1敗)
敗 コーディエ(0勝2敗2セーブ)
◇西武 6-2 巨人(西武プリンス)
勝 菊池(6勝5敗)
敗 田口(3勝4敗)
◇楽天 5-1 ヤクルト(郡山)
勝 則本(6勝3敗)
敗 デイビーズ(1勝1敗)
HR【楽】ウィーラー10号
◇日本ハム 2-3 広島(旭川)
勝 戸田(3勝0敗1S)
敗 有原(5勝3敗)
S 中崎(0勝2敗12セーブ)
HR【広】田中4号、新井4号
◇ロッテ 2-1 阪神(QVCマリン)
勝 石川(6勝2敗)
敗 能見(3勝5敗)
S 西野(3勝3敗13セーブ)
HR【ロ】ナバーロ4号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count