阪神能見、5戦連続QSも…その間1勝3敗 打線が10安打も1得点のみで連敗

11残塁の拙攻、バント失敗の北條は責任痛感

 だが、能見を責めることはできない。打線はロッテを上回る10安打を放ちながらわずか1得点。11残塁と拙攻が目立ち、あと1本が出なかった。三塁ベンチで金本監督の表情も曇ったままだった。

 3回無死一、二塁で北條がバントを失敗し無得点。6回にも再び無死一、二塁のチャンスを迎えたが、狩野が初球のバントのサインをファウルにし空振り三振。続く原口、高山が凡打に終わりまたも無得点。「2番・二塁」でスタメン出場した北條は期待に応えることが出来ず「僕みたいなタイプは仕事をしないといけないので」と敗戦の責任を痛感した様子だった。

 送れない、打てない―。打線が機能しないまま、これで交流戦のカード初戦は全敗と勢いに乗れない状況が続いている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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