ハム大谷は死球への対応も一流? 栗山監督が高評価

第1打席で3年ぶり死球も連続安打試合を継続

 日本ハムの栗山英樹監督が8日、3年ぶりに死球を受けた大谷翔平投手の打撃を改めて評価した。

 大谷は広島戦(札幌ドーム)で「3番・DH」でスタメン出場。初回2死、ジョンソンの抜けた148キロ直球が右脇腹付近に直撃していた。大谷にとっては、プロ1年目の13年7月9日の楽天戦(東京ドーム)で田中将大から当てられて以来1065日ぶりのデッドボール。試合後、栗山監督はあえて平静を装うようにして口を開いた。

「ちょっと心配しましたけど、ああいうことも打てば起こる。死球への対応を含め、今の状態であれば、(打席で)踏み込んで振ってくれる。やってくれると信じています」

 野手として出場すれば、当然、故障のリスクも増える。さらに、打率3割5分4厘、9本塁打、23打点と強打を誇る打者なら、厳しい内角攻めは当然。その上で、栗山監督は大谷の死球の“よけ方”を評価した。

「投手に向かって背中を向く打ち方をしている。イチローみたいに打ちにいっても、いつも両手が後ろに残っている。翔平はそれが出来る数少ない打者で、(死球を)うまくよけてくれる可能性が高い。(この日の死球は広背筋付近で投手をやらせる上で)1番嫌な場所だったけど、まぁ大丈夫そうだね」

 1点リードの7回先頭では右中間二塁打を放ち、プロ最長の連続試合安打を「17」に伸ばした大谷。3年ぶりの死球でも、高い打撃センスを感じさせた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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