2位ロッテと7.5ゲーム差 首位ソフトバンクを支える投打の軸

「鼻毛抜いて…」に会場大爆笑

「いい結果が出てうれしい」

 今季は開幕から打率が上がらなかったが、5月6日の楽天戦で2割5分を超えると、1か月間で90打数31安打。打率.292と、3割も目前となっている。リーグダントツの57四球が物語るように、打率が低い時期も出塁率は4割中盤を維持。このあたりのチームへの貢献度も、好調のソフトバンクを支える一つの要素と言えるだろう。

「調子が上がってきたのでは?」という質問には「どうですかね。あまり分からないけど、毎日試合があるのでしっかり準備をしたい」とこちらも浮かれずに次戦を見据えた。

 自身が打てずに苦しんでいる間もチームは勝ち続けてきた。トリプルスリーの本領発揮となれば、まさに鬼に金棒となる。インタビューの締めを任された柳田は「鼻毛を抜いているのがカメラに抜かれていたので……今度から気をつけます!!」と茶目っ気たっぷりに振り返ると、球場は大爆笑の渦。試合終盤のベンチでの光景を撮られてしまった天才打者は、恥ずかしがるどころか豪快に笑いに変えた。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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