ダルビッシュ、右肩張りで5回降板も医師診察は異常なし

仕草の変化に気付いた指揮官「念のために降板させた」

 ダルビッシュは5回にスプリンガーを63マイル(約101キロ)のカーブで空振り三振に仕留めた直後、右肩を軽く回したり、右腕を振る素振りを見せた。バニスター監督は、ここでブロケイル投手コーチとチームトレーナーをマウンドに向かわせた。その理由として「気になるボディランゲージがあった。腕を伸ばしたり、いつもと違った様子が。速球も抑え気味に投げているようだった」と明かしたと、球団公式サイトは伝えている。

 5回を投げ終えたダルビッシュが少し肩に張りがあることを認めたため、「念のための措置として、降板させた」とバニスター監督は話したという。

 記事によると、試合後の会見で、肩の張りについての心配度を聞かれたダルビッシュは「(みんなから)トミー・ジョン(手術)の後だから、いろんなところが痛くなるし、これが普通だと言われました』と大事には捉えていない様子で、「首や鎖骨の辺りの張りを取れば、明日は全然普通にキャッチボールできると思います」とコメントしている。

 この日のレンジャーズは8回に主砲ベルトレが左太もも裏に張りをおぼえ、念のために途中交代というハプニングも発生。投打の要が途中交代したことで試合は1-3で敗れたが、両者がとった念のための措置が、長い目で見た時にいい判断になることを祈りたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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