ホークス東浜、交流戦首位攻防戦に「考えすぎずに自分の投球を」
エースに投げ勝つ男が日本で一番点を取られない男に挑む
ソフトバンクは10日からヤフオクドームで巨人との3連戦を迎えた。交流戦後半突入の同カードは、交流戦優勝経験があるチーム同士の首位攻防戦となった。その初戦の先発は、ソフトバンクが東浜巨、巨人が菅野智之。
東浜は、ここまで自己最多のシーズン4勝をマーク。楽天・則本昂大、ロッテ・涌井秀章、広島・黒田博樹といったエースに投げ勝ってきた。一方の菅野は、12球団トップの防御率0.614を誇る“日本で一番点を取られない男”だ。
東浜は、好調の要因を「週3回のウエイトトレーニングが結果につながっている」と語る。
「トレーニングはまだ基礎の基礎だが、やることをしっかりやってマウンドに上がることで、自分の間で投げることができている。しっかりと攻める投球を心がけていることが、いい結果になっていると思います」
前回の広島戦でも、今季の決め球であるシンカーを低めに集めて広島打線を抑え込んだ。
「巨人は振れているが、あまり考えすぎずに自分のピッチングをするだけです」
菅野に投げ勝つことができれば、“エースに投げ勝つ男”の称号がより輝くことになるだろう。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura