広島黒田198勝、阪神藤川サヨナラ被弾、燕中村決勝スクイズ…10日のプロ野球
SB交流戦首位キープ、巨人菅野2敗目、DeNA筒香決勝打、西武秋山サヨナラ打
プロ野球は10日、各地でセ・パ交流戦6試合が行われた。ソフトバンクは巨人に競り勝ち、交流戦首位をキープ。1-1の同点で迎えた8回、鶴岡が巨人・菅野から決勝犠飛を放った。先発・東浜は7回途中1失点の好投。3番手・森に白星がついた。菅野は8回7安打2失点7奪三振の力投も、打線の援護に恵まれず2敗目を喫した。DeNAは主砲・筒香の一振りでオリックスを振り切った。1-1で迎えた8回、不動の4番は1死満塁の好機でオリックス東明から2点適時打。これが決勝点となった。先発・久保は8回途中1失点の好投で3勝目。オリックス東明は8回途中3失点の力投も、報われなかった。
西武は中日にサヨナラ勝ち。西武多和田が8回無失点、中日ジョーダンが7回無失点と、両先発の好投で投手戦に。救援陣も失点せず、スコアレスのまま延長12回に突入したが、秋山が田島からサヨナラ打を放ち、試合を決めた。田島は開幕31試合連続無失点と日本記録を樹立したが、7日のオリックス戦で今季初失点を喫し、この日は2試合連続失点で初黒星となった。広島黒田は楽天を相手に8回116球、9安打無失点の力投で約1か月半ぶり白星。今季5勝目で日米通算198勝とし、200勝へ「2」とした。打線は菊池、田中、エルドレッドが本塁打を放つ一発攻勢で援護した。楽天は塩見が6回6失点と誤算だった。
日本ハムは阪神とのシーソーゲームを制し、劇的なサヨナラ勝ち。8回に高山の適時打で試合をひっくり返されたが、9回にレアードが藤川から逆転サヨナラ2ランを放った。藤川は痛恨の被弾で1点のリードを守れず今季4敗目。阪神は今季ワースト5連敗となった。ヤクルトはロッテとの延長10回の熱戦を制した。9回に登板したオンドルセクが3点のリードを守れず、同点で延長戦に突入。しかし、10回に雄平のヒットと西野の暴投で無死三塁の好機を作ると、中村がスクイズを決めて決勝点を奪った。ヤクルト小川は白星こそつかなかったものの、8回3失点の力投で勝利に貢献。ロッテの守護神西野は4敗目となった。
【交流戦】
◇ソフトバンク 2-1 巨人(ヤフオクドーム)
勝 森(3勝2敗1セーブ)
敗 菅野(5勝2敗)
S サファテ(0勝3敗21セーブ)
◇オリックス 1-3 DeNA(京セラドーム)
勝 久保康(3勝3敗)
敗 東明(1勝5敗)
S 山崎康(1勝2敗16セーブ)
HR【D】桑原4号
◇西武 1x-0 中日(西武プリンス)
勝 武隈(2勝1敗)
敗 田島(2勝1敗3セーブ)
◇楽天 0-6 広島(Koboスタ宮城)
勝 黒田(5勝3敗)
敗 塩見(3勝3敗)
HR【広】菊池7号、田中5号、エルドレッド15号
◇日本ハム 5x-4 阪神(札幌ドーム)
勝 宮西(2勝0敗)
敗 藤川(2勝4敗2セーブ)
HR【日】レアード19号
◇ロッテ 6-7 ヤクルト(QVCマリン)
勝 オンドルセク(3勝1敗)
敗 西野(3勝4敗13セーブ)
S 秋吉(3勝3敗1セーブ)
HR【ヤ】雄平5号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count