G菅野との投げ合いで好投のホークス東浜「個人の勝負では完全に負け」

指揮官が説明した降板理由は…

 工藤監督は7回に連打を浴びた場面で交代させたことについて「腕の振りが鈍くなったから」と語ったが、東浜本人もその点を認めた。

「球数はいってなかったですが、正直疲れが出始めていました。7回は投げ切りたかったですが、そこまでの信頼を積み重ねないといけないということ」

 相手エースと投げ合いながら、自身の好投が続いていることについては「ある意味、開き直りというか、少しでもプラスになればと思いながら、勉強のつもりで投げています。『(相手が)エースだからやらなきゃいけない』という気負いはないです」と語る。

 自身の5勝目こそならなかったが、チームにカード初戦の勝利をもたらした功績はこの上なく大きい。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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