ロッテ高濱、助言生かし逆転3点打 「打たないと角中さんに怒られると…」

直前に角中から「思い切り叩きつける感覚で行け」とアドバイス

 9日の古巣・阪神戦で恩返しの3号アーチをかけたロッテ高濱卓也内野手。今度は11日のヤクルト戦で逆転打を放ち、6月2日の広島戦以来、今季2度目の「逆転丼」販売を呼んで、ファンを喜ばせるヒーローになった。

 この日はサンライズレッドの「ALL for CHIBA」のレプリカユニフォームが来場者全員に配られ、スタンドを真っ赤に染めていたが、高濱も真っ赤に燃えた。0-1の5回1死満塁で、小川の初球外角のストレートを左中間へ運び、走者一掃の二塁打で今季19回目の逆転勝ちをもたらした。

 先頭加藤の死球で満塁とチャンスがふくらみ、ヤクルトナインがマウンドに集まっていた時だ。ネクストバッターサークルにいた首位打者の角中から「今のお前の打ち方だと、全部フライになるから、思い切り叩きつける感覚で行け」とアドバイスされた。下手投げの右腕攻略は、左打者がセオリー。立花コーチからも、泳がされる前に上から叩けと同じ事を言われていた。

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