イチロー、日米通算4252安打で最多ローズに残り4本 代打で一塁強襲安打

メジャー通算2974安打で3000安打へ「26」、マーリンズは逆転負け

 マーリンズのイチロー外野手は11日(日本時間12日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦で2試合ぶりのヒットを放った。代打で出場し、一塁強襲の内野安打。メジャー通算2974安打として、3000安打へ残り26本とした。日米通算4252安打で、ピート・ローズの歴代最多安打4256本まではいよいよ残り4本。マーリンズはエース右腕フェルナンデスが5回までパーフェクトピッチングも、6回に突如崩れて4失点し、3-5で逆転負けした。

 4回までに2点を奪い、フェルナンデスが5回まで1人の走者も許さない完璧なピッチング。完全にマーリンズペースかと思いきや、フェルナンデスは6回2死からボーンにソロ本塁打を浴びて初ヒットを許すと、ここからまさかの5連打で4失点。一気に逆転を許した。

 イチローはその直後、7回1死からフェルナンデスの代打で登場した。雰囲気を変えたい場面で、1ボールから中継ぎ右腕クリッパードのチェンジアップを振り抜く。痛烈なゴロに一塁手ゴールドシュミットが飛びついたが、捕球できず。弾かれたボールを二塁手のセグラがつかみ、ベースカバーに入ったクリッパードに送球したが、イチローは悠々セーフで内野安打となった。

 続くディートリッチのヒットで二塁に進んだものの、プラド、イエリッチと好調の2人が倒れて得点にはつながらず。イチローは守備にはつかないで、そのまま交代。試合はその後、両チームが1点ずつを取り合い、マーリンズが3-5で敗れた。

 イチローは9日(同10日)まで4試合連続先発出場で4試合連続ヒット、計8安打と好調だったが、交流戦のツインズ戦が終わって10日(同11日)からDH制のないナ・リーグの試合に戻ったため、先発落ちして代打で遊ゴロに終わった。この日は2試合連続でベンチスタート。しかし、右方向への痛烈な内野安打で好調ぶりをアピールした。

 前日に続いて、この日も代打で登場すると大きな歓声に包まれるなど、敵地でも人気は抜群。打率.336と好調を維持し、ローズの歴代最多記録には残り4本。3000安打の金字塔にも27本まで迫ってきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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