日ハム大谷、圧巻の5勝目 日本最速163キロ連発での快勝に「100点です」
160キロ超は31球、163キロ投げる感覚は「特に変わらないです」
日本ハムの大谷翔平投手が12日の阪神戦(札幌ドーム)で5勝目(4敗)を挙げた。指名打者制を使わずに「5番・投手」で先発すると、初回から160キロ超の剛速球を連発。自身が5日に記録を塗り替えた日本最速の163キロを5球計測し、160キロ超は31球も記録した。7回8奪三振2四球3安打無失点の快投だった。
大谷は、初回に西岡に対して日本最速タイ163キロを連発するなど、立ち上がりから圧巻の投球を披露。全107球のうち58球が直球で、阪神打線をねじ伏せた。
試合後、お立ち台に上がった大谷は「ダイさん(陽岱鋼)が先頭で出てくれたので、一気にこっちのペースになりました」と話し、163キロ超を連発したことについては「初回から全力でいこうと思っていたので、良かったと思います」と淡々と振り返った。
163キロを投げる時は感覚が違うか、と聞かれても「特に変わらないです」と答え、場内が笑いに包まれる場面も。この日は3登板連続での“リアル二刀流”となったが「疲れは大丈夫です」。自己採点は「勝ったので100点でいいと思います」と満点とした。
攻守両面で援護した野手陣には「ありがとうという言葉しかないです」と感謝し、(7回先頭で福留のライナーをダイビングキャッチで一直とした)中田さんのファインプレーもすごく助かりました」と主砲へのお礼も忘れなかった。
次回登板は19日の中日戦(ナゴヤドーム)となる予定。DH制のないセ・リーグでの試合となるだけに、4登板連続となる“リアル二刀流”での活躍に期待がかかる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count