SB工藤監督、両リーグ最速40勝到達に「1試合1試合どうやって勝つのか」
主将・内川「目の前の1試合を勝つことしか考えていない」
キャプテン・内川聖一も「監督は『カードに勝ち越す』とずっと言われているが、ボクたち選手はもっと小さい単位というか、目の前の1試合を勝つことしか考えていない」という。それは選手会長・長谷川勇也にしても同じだ。
「とにかく今日の試合に勝つこと。勝とうと負けようと、次の日はまた同じように『今日の試合に勝つ』ことだけを考える。だから、何連勝していようと、あまり連勝という意識がない」
交流戦の勝率1位も見えてきたが、工藤監督は「目標を持つことは大事だが、1試合1試合どうやって勝っていくのか。その積み重ねが結果につながるというやり方でこれからもやっていく」と語る。最終的な目標は3年連続の日本一。そこに到達するまで、ソフトバンクはこれからも“目の前の1勝”に貪欲にこだわっていく。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura