ハム有原、今季初完封で防御率は再び1点台へ 栗山監督も称賛「完璧な投球」
DeNA打線を5安打零封、「いけると思った」
日本ハムの有原航平投手が14日のDeNA戦(新潟)で今季初完封となる6勝目を挙げた。
2回1死一、二塁のピンチを切り抜けると、140キロ台中盤の直球、カットボール、ツーシームを低めに集める投球を披露。6回から3イニング連続で3者凡退に抑え、5安打、9奪三振、今季初の無四球。DeNA打線に三塁を踏ませない安定感抜群の投球だった。
「完封できてうれしいです。市川さんがうまくリードしてくれたので良かったです。徐々に調子が上がっていったので、(完封は)いけると思いました」
4月26日の楽天戦(札幌ドーム)から8カード連続で週頭のカード初戦を任されている。だが、5月24日のロッテ戦(札幌ドーム)から自身3連敗。勝てない日々が続いていた。修正ポイントは、どこにあったのか。
「勝てていなかったので、とにかく勝つつもりでした。(勝てない期間は)高めに浮いたのを長打にされていた。低めに強い球を投げる意識で投げるようにしました」
この日の27アウトのうち、内野ゴロアウトは12個を数えた。栗山監督が「素晴らしかったね。ほぼ完璧。有原らしく投げてくれた。完璧な投球を明日以降に生かさないといけない」と絶賛する投球だった。
この日、大谷翔平が代打待機していたが、その必要もない投球だった。これで防御率は1.96と、再び1点台に突入した。「これをキープできるように頑張ります」と闘志を燃やす2年目右腕。大谷とのダブル・エースとしてチームを引っ張って欲しいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count